相続
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出会ったことのない相続人

2015年08月27日

カテゴリ : 相続手続き

Q.亡くなった父親所有の不動産を相続するため、父親の戸籍等を収集したところ、実は今の母とは再婚で、前妻との間に子供がいることがわかりました。もちろん会ったことも話したこともありません。どのように手続きをすすめればいいでしょうか。

 

A.前妻とのお子さんにも相続分がありますので、無視して手続きをすることはできません。父親所有の不動産をご自分の名義にするには、そのことを前妻とのお子さんに納得していただき、印鑑証明書を用意してもらい、遺産分割協議書に実印を押してもらう必要があります。

 相手も人間である以上、どういう対応をしてくるかは正直言って全くわかりません。相続分相当のお金が欲しいと言ってくるかもしれません。財産が充分にあれば、相手が納得するだけのお金を支払えば協力してくれるでしょう。しかし、財産が充分に無い場合には支払えませんし、あったとしても赤の他人同然の相手に財産を渡すのは抵抗があるかもしれません。

 

 では、具体的な手続きの進め方をご説明します。

 当たり前の話ですが、どうにかして連絡をとらなければなりません。相続調査の過程で、相手の住所氏名はわかりますので、

i電話帳で調べて電話する。

iiお手紙を送る。

iii直接訪問する。

という手段が考えられます。

 さきほども申し上げたとおり、どれが一番いいのかは正直わかりませんが、当事務所にご依頼いただいた場合には、「iiお手紙を送る。」の手法をとることにしています。当事務所の経験では、8割程度の方は、特に問題なく、お金を要求することもなく協力してくれます。この方には、遺産分割協議書を郵送し、実印を押してもらい、印鑑証明書と併せて返送してもらえれば、それを使って相続登記ができます。

※司法書士は相手方と交渉することはできません。あくまでご依頼人の意向にそったお手紙を相手方に送り、協力をお願いすることになります。

 

 すんなり協力してもらえない場合は、その返答の有無や返答の内容によって対応は様々です。

 どうしても協力してもらえない場合には裁判所に調停を申し立てます。

 それでも話し合いがまとまらなければ審判になります。これ以降は弁護士に依頼する必要があります。

 

 ※ あらかじめ遺言を書いておくことでこういった事態を避けることができます。

 

 

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